遅くなってしまいましたが、田の浦でのボランティアの報告をさせていただきます。
◇10月6日~8日 宮城県南三陸町 田の浦での活動報告
今回、南三陸町・気仙沼市の親子を対象にレスパイト(親子分離)の手法を用いた親と子が精神的にリフレッシュすることができる場を提供する、といった趣旨のもと学生ボランティアとして被災地を訪れました。
ほたてあかりのみなさんや環境科学部の鵜飼先生などと一緒に今回活動を行わせていただきました。
前日の夜から滋賀県を出発し、6日の朝に現地に到着しました。
まず、田の浦で現地の語り部の方による津波の被害のお話を聞きました。
当時の状況や津波の際に気をつけることなど、たくさんお話をしていただきました。
最近はニュースなどで被災地を見ることも少なく、どうなっているのだろうという思いを被災地に行く前に抱いていました。
実際に訪れて、一年半経った今もがれきが残っていたり復興がまだまだ進んでいない状況を目の当たりにし、驚きとともに改めて地震の怖さを思い知りました。
お昼からは滋賀県立大学の木工プロジェクトの方達が建ててくださった集会所(センター)の周りのがれきひろいなどの掃除をしました。
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7日は交流イベントとして、「みんなであそぼう!」といったイベントを平成の森(イベント会場)で行いました。
大人エリアではフェイシャルマッサージやハンドマッサージのブースが開かれ、未来看護塾からは足浴を行いました。
足浴された方に「どうでしたか?」と聞くと、「あったまって気持ちよかったよ」と嬉しそうに答えてくださいました。
子どもエリアではボールプールやボウリング、お絵かきなどのブースが開かれました。
おもちゃで遊んだり走り回ったりとみんなそれぞれ遊び方はさまざまでしたが、どの子も笑顔いっぱいで仲良く遊んでいて、とても楽しそうでした。
(↓下の写真はボールプールで遊んでいる様子)
また、イベントの最初と最後に、ドラマ「マルモのおきて」のでおなじみとなった
マルモリダンスを未来看護塾のみんなで踊りました。
二回目に踊った際は、子どもたちも私たちの踊りを見ながら一緒になって踊ってくれました。
子どもたちが元気よく踊っている姿がとても可愛くて微笑ましかったです(^^)
待合室のほうでは雑誌コーナーやのみものコーナーを設けさせていただきました。
コーヒーや紅茶を飲みながら、テーブルを囲んで楽しいお話をしたりと
みなさんホッとしたひとときを過ごされていたように感じました。
当初はこのイベントは親子を対象とさせてもらっていましたが、
急遽、高齢者の方にも来ていただくことになったこともあり、多くの方が訪れてくださいました。
たくさんの方の協力のもと、今回の親子イベントは成功したと思いました。
本当にありがとうございました。
お昼からは田の浦のセンターに移動し、地元の方との交流会を行いました。
たこ焼きやお好み焼きを作って食べたり、ビデオを見たりと楽しい時間を過ごしました。
また夜は漁師の方々とバーベキューを行いました。
被災に対する思いや何気ないお話などさまざまなお話を漁師の方々とさせてもらいました。
今回田の浦の方達と交流させてもらい感じたことは、
本当にみなさんが元気で明るくて、私たちが逆に元気をもらったということです。
そしてみなさんの優しい心に触れ、とてもあたたかい気持ちになりました。
また今回のこのつながりを大切にし、未来看護塾として何ができるかを
みんなで考えていき、これからも活動を行っていきたいと思いました。
田の浦のみなさん、田の浦での活動に関わってくださった方々、
本当にありがとうございました。