◎2月20〜24日
南三陸町歌津田の浦での活動
今回、未来看護塾の学生は環境学部の鵜飼先生と院生の方々を中心に行われている
南三陸町での支援活動に同行させてもらい、そこで『田の浦ワカメまつり』を行いました。
滋賀県から宮城県まではバスで約15時間という長旅。
徐々に被災地に近づくにつれてテレビや新聞で見た被災地の光景を目の当たりにしました。
実際にその光景をみて、地震や津波の被害の大きさを実感することができました。
それと同時に少しずつ復興が進んでいるいまの姿も見ることができました。
到着して一日目は田の浦の集会所として使われている仮設住宅でお昼を食べました。
その場所は滋賀県立大学の学生による ほたてあかり というプロジェクトで行われている
ホタテの貝殻を利用したキャンドル作りの田の浦のおかあさん方の作業場所になっていました。
これがそのキャンドルです。
その後は周辺を歩いて見て回りました。
もともとは漁業がさかんな地区なのですが今はがれきの撤去作業が行われていて
漁港にはがれきの山ができていました。
しかし沖合のほうではワカメの養殖が行われている場所もみえました。
他にも地域の方々と道ですれ違い地震のときの話などを聞かせてもらいました。
そのあとは、翌日に行われる ワカメまつり の準備をしました。
そして夕方ごろには地域の方々のお宅に分宿させてもらいました。
このようにボランティアでやってきた人を泊めるという試みははじめてということだったので
緊張しましたがそれぞれのお宅で暖かく出迎えてもらいほんとうに感謝しています。
翌朝は学生の一部がワカメ漁に行ってきました。
とても立派な大きなワカメです。
これを 田の浦ワカメまつりでふるまうわかめスープに使います。
そして 田の浦ワカメまつり の始まりです。
わたしたちは伊丹スープ(未来看護塾の顧問の先生特製のスープを田の浦のワカメを使って作りました)、足浴、手浴、健康体操を通して来てくださった人たちと交流を深めました。
また、マルモリ体操を披露しました。
そして、人間文化学部の細間先生は自作の ホタテ節 を演奏しました。
マルモリ体操は一緒に踊ってたのしんでもらえました。
また、ホタテ節の演奏では涙ぐんで聞いている人もいました。
こうしてワカメまつりもあっという間に終わってしまい、
夜はまた地域のかたのお宅に分宿させてもらいました。
田の浦での滞在もあっと言う間にすぎてしまいましたが、
被災地の様子や田の浦の人の元気な姿、貴重なお話など充実した滞在になりました。
この交流をきっかけに今後も田の浦の方とまた交流を続けていきたいと思いました。
田の浦に行く前は、私たちはなにかをしなければいけないんだという思いが強かったように思います。
しかし終わってみて思うことは、一緒に過ごし楽しみ、また次につなぐことの大切さです。
今回の貴重な経験を今後の未来看護塾の活動に活かしていきたいと思います。
田の浦のみなさん。同行してくださった先生方。
ありがとうございました。
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